私たちの責任

TENAは、常に人々を守ることを経営の根幹に据えてきました。気候変動に対する関心が世界全体で年々高まる中、Essity社も少しずつ改善と学習を進めていきました。人々だけでなく地球を守ることを視野に入れイノベーションを進めます。 
 
以下にご紹介するのは、これまでに当社の重大な分岐点となったいくつかの出来事です。
緑の丘の上にある5基の風力発電機。雲と日光。遠くに山が見える。

2020

ヨーロッパ全工場で再生可能エネルギーによる電力への切り替えに着手

現在、再生可能エネルギーが世界のエネルギー消費に占める割合はまだ小さいものの、拡大傾向にあり、私たちもこの流れを支援すべく努力しています。2020年現在、TENAは、ヨーロッパの全工場で使用する電力を100%再生可能エネルギーにシフトできるよう取り組んでいます。これは、私たちの製品に関連する二酸化炭素排出量を大きく削減する一歩となります。
ノルディック・スワン・エコラベルのロゴ。背景に緑の木々。

2019

TENA製品が環境ラベル「ノルディック・スワン」の認証取得

ノルディック・スワンは、世界で最も厳しい基準が設けられた環境認証の1つであり、1つの製品が各ライフサイクルにおいて環境に与える影響を評価するものです。TENA製品には、定評があり、広く認知されたこのラベルが付けられています。TENAを選ぶことで、地球の環境保全への貢献をより強く実感していただけるでしょう。
TENA製品が工場のベルトコンベヤーで運搬されていくところ。

2019

持続可能性のあるパッケージへ、新しい意欲的な目標

製品のパッケージを100%リサイクル可能にする目標の一環として、85%再生可能な材料およびリサイクル材料を使用。取り組みは順調に進んでおり、2019年末には、全Essityブランドで、包装全体に占めるこの2つの材料の合計が68%に達しました。
Science Based Targetsのロゴ

2018

地球環境改善への取り組み:環境への影響の軽減に向けた野心的な目標

2018年、私たちが排出する温室効果ガスに関し、生産部門でのエネルギー・電力消費によるものを25%、主要な原材料、運搬、廃棄に関連するものを18%削減するという新たな目標が、Science Based Targetsイニシアティブによって認定されました。この気候保全のための取り組みを通じパリ協定の温室効果ガス削減目標に寄与します。 
砂浜にいる3人の子供が、砂に描いたハートの中に自分たちの手形を残したり、メッセージを書いたりしている。

2018

サステナビリティを推進するプラットフォーム

私たちのビジネスからサステナビリティを切り離すことはできません。次の3つのプラットフォームを基盤に未来を築いていきます。
  • Well-being(快適で健康的な生活)
    思いやりと勇気、他社が挑戦を恐れるような社会的問題に勇気ある行動をとることで実現します
  • More from less(限りある資源の有効活用)
    限りある資源からより多くの価値を創造します
  • Circularity(循環性)
    再生可能な材料やリサイクル原料を用いた革新的な製品の開発や再利用の可能性を追求し、資源の循環を目指します
背の高い松の木の間から漏れた日光が、薄暗い森の地面を照らしている。EPDのロゴが画像上に重ねられている。

2017

TENA製品の環境表示にさらなる透明性

環境製品宣言(EPD)は、国際規格に基づく環境認証で、製品の全ライフサイクルにおける環境への影響の情報を表示するものです。この認証基準に準拠したTENA製品は、環境配慮型の製品として確固たる裏付けを得たことになります。 
6枚のカラーパネル、各パネルに白字でアイコンとテキスト。UN(国連)の持続可能な開発目標項目、3、5、6、12、13、15が表示されている。

2016

国連(UN)の持続可能な開発目標への寄与

国連(UN)の「持続可能な開発目標」は、2030年までに喫緊のグローバルな課題に対処し目標を達成するための詳細な計画です。私たちは、業務に最も関係ある目標に取り組むことを決定しました。必要な専門知識を生かして、目標達成に貢献します。これらの目標を達成することで、世界をより良い場所にします。
TENAの工場で、2人の女性が笑顔で製品の検査をしている場面。

2016

製造工程での廃棄物削減 – 意欲的な目標の設定

製造工程での究極の目標である「廃棄物ゼロ」に向け、具体的な目標を設定しました。Essityの全工場で生じたあらゆる廃棄物を、2030年までに有益な材料あるいはエネルギーに転換します。 
白い失禁用パンツの吸収ゾーンを調査するセンサーの回路ネットワークが、上部のTENAと書かれた長方形の小さなボックスに情報を送る。

2013

TENA Identifi™の登場 – データで、より適切な排泄ケアと二酸化炭素排出量削減を実現

介護の専門職に就く皆様にとって、お世話する一人ひとりのニーズを把握することは非常に重要です。TENA Identifiは、介護施設の入居者の方の尿漏れを記録し、介護者が詳しい尿漏れのパターンや尿量のデータに基づいたケアができるようにします。この技術により、入居者の方の尿漏れが62%減少したことに加え1、失禁製品の交換が4%減った1ことで、入居者1人当たりの1年間に発生する使用済み製品廃棄量が56kg減少しました2
※日本での取扱いはございません。
 
 
 
1) TENA Identifi™を用いてデンマークで行なった210件の「使用前・使用後モニター」でのお客様の声。モニターレポートは、2013年6月から2015年6月までの期間に行なわれました。
2) スウェーデンの25の市町村の207人のユーザーによる結果(2017年3月) 
草地に座った7人が足を出して円形を作っているところ。

2011

革新的技術でさらに人々と自然を守る

新製品の少なくとも33%が社会や環境面での改善に役立っています。新製品の発売の際には、製品の全ライフサイクルを考慮することで、資源利用の効率性を高め、環境への影響を軽減します。 
介護施設で、1人の介護士が、歩行器の高齢者の女性をささえているところ。

2011

TENAソリューションの開始:より質の高いケアをより少ない二酸化炭素排出量で

TENAソリューションは、介護施設と連携した、入居者の方々に快適な生活を送っていただくための仕組みであり、環境保全にも貢献します。TENAソリューションを導入した施設では、失禁に関連する業務に当てる時間が平均して44%*減り、廃棄物も31%*削減されています。
 
 
 
* ヨーロッパを中心に米国、カナダ、中国でも行われた、85~181件のTENAソリューションの事例研究における平均値。結果は国および介護施設ごとに異なる。2011~2013年 
小さくなっていく砂浜の足跡。

2008

二酸化炭素排出量の新たな目標:TENA製品の二酸化炭素排出量をヨーロッパにおいて50%削減

この目標の設定後、私たちはパッド、ライナー、パンツ製品に関する二酸化炭素排出量の11~33%を削減できました。引き続き、2030年までに50%以上の削減を達成する目標に向け、順調に活動しています。
1980年代の販売促進用製品イラスト。TenaformとTenette失禁製品が描かれている。

1983

TENAブランド

TENAブランドは1983年に商標登録され、製品と同様、時間とともに徐々に進化していきました。長年にわたり、お客様のご要望に耳を傾け、革新を起こし、これまでにない新しい製品を世に送り出してきました。当初は小規模でしたが、世界をリードする排泄ケアブランドに成長し、世界の何百万もの人々から信頼されています。
研究室でメモを基に話し合う白衣を着た2人の研究者。

1970年代

製品の安全性―創業当初から変わらぬ最重要事項

製品の安全性は、TENAブランドの誕生から常に最重要事項でした。すべてのTENA製品はしっかりした安全手順に基づいて製造されており、どれも本来の用途で安全にご使用いただけます。
1960年代の紙媒体の広告。モデルが使い捨ての失禁用パッドを着用している。

1960年代

創業当初からの姿勢:タブーを打ち破り、QOLを向上させる

私たちのルーツは1960年代初頭に遡ります。私たち(スウェーデン企業で、当時の社名はメンリッケ)は、失禁のある患者さま向けに初の使い捨てのパッドとパンツを開発しました。また、業界で初めて失禁用製品の宣伝をオープンに行い、このような誰でも起こる状態への意識を高め、理解を促しました。