講演者へのインタビュー 滝童内浩子先生

プロフィール

•公益法人日産厚生会玉川病院 経営企画部 経営企画担当室長
•日本在宅医療・在宅ケア研究会理事、多摩大学医療リスクマネジメントセンターフェロー
•国際医療福祉大学認定看護管理者教育課程ファーストレベル非常勤講師

 1968年国立横浜病院附属高等看護学院卒。看護師、看護学修士。国立横浜病院から1970年横浜市に入職。市立病院で臨床看護師・看護師長・総看護師長、市行政担当課長を歴任後、市立脳血管医療センター開設に携り初代看護部長に就任。2003年より健康福祉局看護業務担当部長、07年4月より現職。日本看護協会看護師職能委員、神奈川県看護部長会副会長、神奈川県のリハビリテーション協議会委員・看護職員資質向上推進委員・訪問看護推進協議会委員等を歴任。日本看護協会出版会等のセミナー講師や、神奈川県看護協会・国際医療福祉大学・埼玉県立大学等で、認定看護管理者・認定看護師教育課程の非常勤講師を勤める。

編集部:
講演する際にどのような点をポイントとされていますか?

滝童内先生:
そうですね、今回はお話しを聞きに来られる皆さんが現場の看護管理のトップやミドルの方なので、その方々に参考になるようにと考えていますね。お伝えしたいメッセージというのはたくさんありますが、限られた時間の中でいかに参考になることをお話しするかというのを特に意識しています。
現在、看護師たちの離職率が高い原因は、もちろん現場の忙しさもあるでしょうけれど、みんな看護師になった時に「こういう看護がしたい」と思ったことができないとか、看護の手ごたえを感じられない、というのが一つ原因になっていると思います。だから看護管理者が、看護師たちがいかに患者様から感動をもらい、「看護をすることで自分が人間としても成長するんだ」と実感できるような環境を整えることも重要だと考えています。そんな看護管理者としての人材育成というか環境整備の必要性についてもお伝えできればと思っています。

編集部:
懇親会でいろいろなご質問を受けられているようですが、その中で印象に残っていることはありますか?

滝童内先生:
やっぱり人材育成をするときの具体的なノウハウ、プログラムとかそういうことについての質問がありましたね。毎回はセミナーの中でお話しができないのですが、人を育てるために2階建てのプログラムを持つことが重要だと、という話をしたことがあるんですね。そのお話しには興味をお持ちいただいた方が多かったようでした。比較的皆さん遠慮がちなので、懇親会でもっとお声をかけていただければと思います。

編集部:
当社には、先生に直接というのは恐れ多いとか、講演の後なのでお疲れなのではないか、という声が寄せられているのですが・・・。参加者の方は積極的にいろいろお伺いさせていただいて構わないという感じでしょうか?

滝童内先生:
もうまったく。かえってそのほうが嬉しいです。皆さん、講演後の質疑応答の時間では質問しにくいと思うんですよね。「こんな質問すると笑われるんじゃないか」とか考えちゃうと思うんです。「他の人にどう思われるんだろう」っていうのが先立っちゃうと、なかなか質問できないですよね。ですから、懇親会でぜひ声をかけて欲しいと思いますね。

編集部:
先生としてはいつでもどうぞ、という感じでしょうか?

滝童内先生:
もう本当に自分の持っているものはこれだけしかありませんので、皆さんとお話しする中でお答えできればと思っているんです。

編集部:
講演をどのような方に聞いて欲しいでしょうか?

滝童内先生:
私は今看護部長という立場にいるので、やはり同じような看護部長の方々に来ていただきたいですね。ここの役職の方が現場を左右するというのが、最も強いメッセージを発したいところなんです。
ただ看護部長が誰を一番ターゲットにして育成するかというと、やはり看護師長なんですよ。だからゆくゆくは看護部長になり現場を引っ張っていかなければ行けない、看護師長さんにも参考になるとは思いますよ。