水様便(ゆるい便)への対応は?

まずなぜ水様便(ゆるい便)が出るのか、原因を考えることが重要です。
高齢者は、水分・食事摂取量の低下や排便に必要な筋肉の脆弱化など、さまざまな要素が複雑に絡み合い、便秘・下痢を起こしやすい状態にあると言えます。
便秘への対応に、施設・病院の一部では下剤が利用されています。下剤の利用によって心地よい排便があれば問題ありませんが、水様便(ゆるい便)や泥状便が多量に排出される場合が少なくないのが現状です。もし下剤を利用しており不調を感じた場合には、医師に下剤の使用を見直しできないか相談してみてください。
またパッドで便をとめようとするのではなく、日常の食生活・運動などで身体の中から便が出やすいように状態を整えることも必要です。具体的には、下記のような方法が改善に役立つと言われています。

  1. トイレ誘導のための時間を十分にとる(せかさないでゆっくり便座に座らせる)
  2. 水分を多くとる(1日1500cc程度)
  3. ファイバードリンクを利用する
  4. 食物繊維の多い献立に変更する
  5. 朝食のメニューに牛乳やヨーグルトを加える
  6. 腹部のマッサージにより腸の活動を活発にさせる

※高齢者の方の状態によっては、3と4が下痢や便秘の要因になる場合もあります。そのため、よく状態を確認しながらの摂取を行ってください。