ケアマネージャーの視点

「在宅ケアの重要なポイントは、夜間の睡眠確保」

きらくえん倶楽部大桝町
(小規模多機能型居宅介護)

管理者・ケアマネージャー 松下寛 様

-「きらくえん倶楽部大桝町」の役割とは?

地域の拠点でありたいと思っています。施設に入居し介護を受けられない方がたくさんいる中で、できるだけ長い期間自宅で過ごせるように支援することが、私たちの役割だと考えています。

-ご利用者やご家族と接する中で、大切にしていることは?

ご利用者は個々の生活スタイルをお持ちです。ご家族と過ごされている方、ご夫婦の方、お一人の方、それぞれの世帯の形があり、求めている生活支援も様々です。
お一人おひとりの違いを念頭に置いた上で、潜在化しているニーズをいかに引き出し、利用者・家族が希望する生活へとつなげていくか。定期的なモニタリングの場を大切にしながらチームアプローチをしていくことには、常に重責と課題を感じていますが、やりがいも大きいです。

-排泄ケアについて相談を受けることはありますか?

はい。初期の失禁や全介助の方まで、どんな介護用品を使ったらいいかという相談が多いですね。またオムツ使用時の肉体的・精神的負担のほか、オムツを使用されていない場合でも、トイレ使用時の失敗や軽度の失禁症状が家族の精神的な負担になることも多く、そういった相談も寄せられます。

-サービスの中で、家族の方と関わるお取り組みを教えてください。

開設して2カ月目に、家族会『はなみずきの会』がたちあがり、2カ月に1回、ご家族が交流する場として会を運営しています。ご家庭での介護状況をお聞きしたり、サービス利用中の様子を知っていただく機会にもなっています。
ご家族から要望のあったテーマにそって学習会も行っています。
最近では、夜間のおむつ交換のご苦労から、排泄ケアについても取り上げました。

-在宅介護の中での排泄ケアの位置づけは?

あくまで私が携わる中での捉え方ですが、“在宅生活の限界点を判断する上で大きなウエイトを占める部分”だと理解しています。
限界点は2つあり、1つは「徘徊の有無」。徘徊があると家族の負担は増大し、自宅での生活は難しくなると思います。そして、もう1つが「排泄ケア」です。特に夜間の頻繁なオムツ交換は、ご家族の日中の生活バランスを崩し、仕事の継続も困難にします。
夜間の睡眠確保は、介護される側にとっても大切です。夜にしっかりと寝て昼間に趣味を楽しんだり地域と関わったりすることは、自分らしいおだやかな日常を送ることにつながります。
自宅での介護生活を継続するためには、「家族の時間を持てること」「(仕事を持つ方の場合は)仕事を中心とした生活スタイルを保てること」がポイント。
これらを実現するために、夜間の睡眠時間を確保することは非常に重要です。

- TENAでの在宅ケアにおけるメリットを。

ご利用者によっては、夜間何度にもわたってオムツ交換をされているケースもあります。そのような場合には、TENAを紹介しています。オムツ交換で夜間の睡眠を妨げることなく、安心して朝まで休んでいただくために、TENAは非常に有効です。

TENAのオムツは吸収量が大きく長時間の着用が可能ですが、長時間着用しても肌への負担を最小限に抑えられ、快適に過ごせるように開発されているので、その点でも安心です。